木彫

キャビネット制作過程 その1

  昨年末これを彫ることに決定。
ライティングキャビネット。
高さは120センチくらい
幅は45センチくらい
奥行きは35センチくらい
朴材だ。
上の扉は前に倒れて開く。
下は引き出し3段。
何を彫るのかだいたい考えて資料なども集め検討する。
実はここにいちばん時間がかかる。
今回は草と鶉にすることにした。
1月26日 彫るのは主に前板。
ばらして大きさを確かめる。
板厚が2センチ。
扉には枠がついている。
1月26日 まず図案を描くために
それぞれの大きさの紙を作る。
1月26日 引き出し部分はつなげて考えることにした。間に桟があるので、そのぶんも忘れずに足しておく。
川のような流れを置くことにしようと思っていたのでそれを描き込む。
扉部分は引き出し部分とのバランスを見てあとから描くことにする。
1月26日 各引き出しごとに枠をとり中を落としこむ彫りかたにする。
各枠はゆがんだ線にし、4隅に葉っぱのような飾りをつける予定。
中の流れで分断されたところからも分けて6つのコマになる。
それぞれに形の違った草を入れるつもりなのでざっとアタリをとる。
1月26日 1コマずつ図案をつめていく。
1月26日 別の紙に清書。
1月26日 板にカーボン紙で写す。
1月26日 写し終わったところ。
1月26日 ちょっと落としてみた。
なるほどこれは結構深く彫らないとだめそうだ。
下にあるのは滑り止め。
粗彫りの場合は押さえる力の軽減のため威力を発揮。
1月26日 深く彫る場合はおおまかなところに三角刀を入れておくとしきりが深く入るので効率がよい。