木彫

コーナーテーブル制作過程 その10


5月16日(日) さてさて、どんな順序でやろうか。

まず、全部の図柄の高低の境界線をつけていこうかな。

アザミはだいたい高低の境界がつけてあるので、同じ板のフクジュソウからとりかかろう。
5月16日(日) 先に花とつぼみを仕切って軽く高低をつける。
5月16日(日) 花をもう一段階進める。花心はまわりより低く、そして遠くを低く。
フクジュソウがどうなっているのか写真などを見て確認する。
花びらは薄く、スプーン状に中が刳れた形だ。
花びらもざっと彫る。
5月16日(日) 花びらを彫っていくには花心を決めないと進まないので、花心を小さい丸刀で立て込むことに決める。
機嫌良く立て込んでいたその時、
彫刻刀が折れた。

ショック。
この刀は焼きが堅すぎるようだ。
5月16日(日) 折れた刃先を、
割り箸2組をちょっと削って挟み込み、強力接着剤を塗り、ワイヤーでぐるぐる巻きにして再生。
柄だけになってしまったほうは、
柄をカッターで削って刃をを出す。
これは研げばまた使えるのだ。

1本が2本になった。

1液と2液を混ぜて使うような強力接着剤の威力はすごい。この割り箸彫刻刀は見た目はみすぼらしいが、普通に使える。

カッターを使っているときに手をちょっと切った。接着剤と手の傷がおさまるまで近所へおつかい休憩。
5月16日(日) 花心と花びらを彫っていくうちに
この花は仕上げちゃった方がキリがいいと思い仕上げた。

花心が小さい割に2列なのと
立込を外側から始めてしまったせいで
ひどく手こずる。

花びらの手前の小さなかえりも面倒だった。
5月16日(日) くきや葉も動きに合わせて少し下げた。

進め方としては図柄ごとにどんどん仕上げていった方が効率がよさそうなので、まずこのフクジュソウからかたづけようと思う。

仕上げはフクジュソウがいちばん手がかかりそうなのでちょうどいい。