木彫

コーナーテーブル制作過程 その13

今日は、彫りの全体の見直し。

だが、あまり手直ししなかった。
細かな所はやりだすときりがないし
地にちょっと残っている傷は
これ以上取ると凹んでしまい
もっとおかしくなってしまう。

ぱっと見にはもういいので
早々と終わりにする。


5月30日(日) ノハラアザミ

葉のギザギザのため、地を落とすのが非常に大変だった。複雑なカーブをなるべく崩さないようにするのに苦労した。花は細いくだ状のものがたくさんついているのだが、このように彫るのが精一杯。

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5月30日(日) フクジュソウ

地を落とすのはさほどでもなかったが、細かく分かれた葉をどう表現するかが難しかった。託葉の小さなギザギザにはまいった。細かさとの戦いだった。

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5月30日(日) スミレ

問題は細いくき。カーブと苞葉のため難易度高し。
花の形もつかみにくかった。

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5月30日(日) ツユクサ

全体の形はすなおでいいのだが、重なりが多いのが難点。
しべがわかりにくかった。ほんとうは3つのしべと真ん中のしべはタコウインナーのような形らしいが、そのようには彫れなかった。

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5月30日(日) 真上から見るとこんなふう。

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5月30日(日) ななめからみるとこんなふう。

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彫り終えての感想は

間に合ってよかった。ほっとした。ばんざい。
ほんとにこんなに真面目な1ヶ月はめったにない。
よくがんばりました。

今回は牧野先生の絵に忠実にということに重点を置いて彫った。
大変だったが、元絵がとてもいいので楽しかった。
牧野先生はほんとによく見てよく描いていると感じた。
そして、植物に忠実ながら、構図もとてもよい。
彫っている間に牧野先生に怒られそうな気がした。
彫りはまだまだですが、このくらいで勘弁してくださいという感じです。

なお次回はこのように細かいものはやらないことにしたい。
そして、彫り終えるのは展示会の1ヶ月半前ということをよく覚えておこう。

 
↓まだ次はなし