木彫

2009年

柳の四ツ引制作過程 その7


4月4日(土)

3月中に波の分量を決めた。

4月3日に波の様子を決め描いた。

4月4日にトレペから転写。



正面の波はこんなふう。
引き出しの下の部分にも入れた。

4月4日(土)

右側面。

図柄は角をまわしてつなげる。

4月4日(土)

左側面。

4月4日(土)

寄ってみるとこんなふう。

4月4日(土)

輪郭を三角刀で取り
波の向こう側は2ミリくらいさげる。

4月4日(土)

波にも上下をざっとつける。

4月4日(土)

ざっと彫った正面。

4月4日(土)

ここの波はうるさいので取る。

4月4日(土)

この波も取り、

4月4日(土)

この波も取る。



4月4日は8時間くらい。


4月5日(日)

左側面の波をざっと彫ったところ。

4月5日(日)

右側面もざっと彫ったところ。

4月5日(日)

このような波を

4月5日(日)

このように整えていきたい。

4月5日は8時間くらい。

4月6日(月)

波をある程度整えた。

4月6日(月)

全体を見るため
上の箱も取り付け、つばめも貼る。

4月6日(月)

右の角のつながりを見て、

4月6日(月)

右側面を見て、

4月6日(月)

左の角のつながりを見て、

4月6日(月)

左側面も見る。

4月6日(月)

上からも見てみる。

全体のバランスはよさそうだ。

4月6日(月)

側面の地を面いちにせねば。

4月6日(月)

正面の天板の角も
自然につながってる感じにすべし。

4月6日(月)

側面に出ている天板の端は
木口なのでとても堅く彫りにくい。

いちどに取りたい深さを
3回以上にに分けて取るよう心がけた。

4月7日(火)

図柄のずれも直しながら
高さもそろえていく。

4月7日(火)

板がまだ固定されていないが
ひもで縛ったりして彫り進めた。


4月7日(火)

見るからに堅そう
そのとおりにとても堅い。

7日は5時間くらい。



4月9日(木)

正面の天板の角
まだまだ出過ぎ。

4月9日(木)

もっと落としてつながねば。

4月9日(木)

図柄のずれもなおさねば。

4月9日(木)

まず枝自体の角を取って

4月9日(木)

地もけっこう丸めてつなげた。

9日は3時間くらい。

4月10日(金)

側面の面いちと前面の角を
ほぼつなぎ終えた。

10日は3時間くらい。

4月11日(土)

今日から柳の仕上げの彫り。

まず付き方の上下を
赤と青のえんぴつで印をつける。

4月11日(土)

葉に動きをつけて彫る。
枝は太さを整えまるめる。

4月11日(土)

この面もまず赤青印。

4月11日(土)

拡大すると
こんな印を

4月11日(土)

こんなふうに彫る。

赤印は枝の上、
青印は枝の下につく印。

4月11日(土)

各面すべてこのように
柳を仕上げていく。

11日8時間くらい。
12日8時間くらい。
13日3時間くらい。
14日5時間くらい。

4月19日(日)

柳をだいたい仕上げたので

波を仕切って彫り
凹凸をはっきりさせ
表面も整えた。

整え終えた波は
青鉛筆で丸をつけながらの作業。

右側面。

4月19日(日)

正面。

4月19日(日)

左側面。

この波の仕上げの彫り方を
ずっとなんとなく考えていた。

角を丸めるのか
表面に線を入れるのか
線の太さはどうするのか
線の長さはどうするのか
線でなく他の文様にするのか

あまりきっちりではつまらないし
深くては合わない
細かすぎるのもなんだし

4月19日(日)

版画板に彫ってみる。

4月19日(日)

いろんな波文様を調べてみた。
神坂雪佳の波をヒントに決定。

4月19日(日)

この彫りならいいと思う。

4月19日(日)

こんな感じになる。

18日8時間くらい。
19日5時間くらい。