日曜大工

日曜大工には、素晴らしい発明が潜んでいる場合が多い。
ここではその例を紹介する。



足つき鉢かご


ベランダには植木や草がある。水やりのためベランダに出たい。ベランダへの窓際には観葉植物がある。邪魔だ。手前に鳥のかごを置くことにしたのでキャスターでの移動が出来なくなった。どうすればベランダに出やすいのか。
なにか持ち上げて移動し、そこを通れば良いのだと気づく。鉢台に乗っている中くらいの鉢かごを移動しよう。しかし鉢かごを持ち、鉢台も持ち移動しなくてはいけない。そして鉢台を置いてその上に鉢かごを乗せる。サイズがぎりぎりなので乗せにくい。両方一度に持つには、かがんで両手で持たなければならずやはりめんどうだ。鉢台に置かないと、日当たりの具合が悪いので駄目なのだ。

鉢かごの底に針金を通し足つき鉢台に結んだ。

観葉植物を片手で簡単に移動できるようになりベランダに出やすくなった。


長柄つきちりとり


うちの床は木だ。鳥の砂浴びの砂や敷きわらや工作の木くずなど落ちていることが多い。ほうきで掃きちりとりで取る。
広い所は柄の長いT型ほうきにふつうのちりとりを使っていた。これは台所のほうに置いてあるし、ほうきの幅がちりとりより広い、しかもちりとりを使うときにはかがまなければならない。狭い所は小さいほうきちりとりセットを使っていた。これは掃くときも、かがまなければならない。なんか、めんどうだし疲れる。

ちりとりに長い柄をつけた。ちりとりの短い柄を切り、使っていなかったモップの柄をつけた。
ほうきは中くらいの物に買い換えた。

楽な姿勢で掃き、ちりがとれる。
ちりとりは床から離すと平たくなるのでコンパクト、ほうきもコンパクトになったので部屋の壁に掛けられるようになり使いやすく、片づけやすくなった。


揺り椅子ストッパー


揺り椅子がある。小さな鳥が床を走る。危ない。ちょうど踏みつぶすようなぴったりサイズだ。気をつけるにも限度がある。くつろぐ椅子はこれしかない。でも鳥も時々は、かごから出したい。 椅子が揺れなければいいのだと気づく。
しかし揺り椅子を揺れないようにするのは難しいのだ。揺り椅子の足はまず弓のように大きくカーブしている。足の幅は2.7Bなのだが
そこも小さくカーブしている。つまりダブルカーブになっていて形が複雑なのだ。木ぎれを使って作るのは至難の業、大きな力が掛かるので、弱い物ではだめ、接着も難しい、きしみも問題だ。床が傷つく物も困る。
ゴム製のものがいい。ドアストッパーがいい。ドアストッパーを4カ所にかませる。揺れを止めるにはぴったりだ。しかし足にうまく固定できない。麻ひもで結んだ。まあまあだ。しかし少しずつずれる。安全面で完全でない。見た目もすっきりしない。なんとかならないのか。

揺り椅子の足の4カ所にゴム製のドアストッパーをネジでつけた。ネジは長くて丈夫な内装ビスを使用、頭が余裕で埋まる穴をあけて、ねじつけた。

安心して椅子でくつろげるようになった。


鳥の通路かご


ちびが鳴くのだ「出してくれ」不満たらたらなのだ。四角い鳥かごから出たいらしい。時々部屋に出していた。そうすると同じ所をうずと一緒に行ったり来たり行ったり来たり走っていることが多い。木の床はすべるし、ふんも気になる。はじめは、よく走るあたりの床に人工芝を敷いた。そして出られない高さのもので囲った。しかし、ジャンプしたり飛んだりして、出ることもある。高いところに着地して固まってしまったり、見えないところにいってしまうと、危険なこともある。衛生面でも人工芝の敷きっぱなしはよくないし、洗うのも大変だ。部屋に出すと、かごにしまうのが一苦労なので勝手に出入りして欲しい。それに、私が留守の時も走れるようにしたい。

長い板にチキンネットと言われる金網を張った。キッチンペーパーを敷いている。鳥かごの出入り口は餌入れの部分を少し切って広げ、踏み台を付けて連結可能にした。うずがちびの羽を抜いたり、ちびがうずの頭をとっつかまえることがあるようになったので、2セット作った。

案外気に入ってるらしく部屋に出れるように開けても、出てきたり、また戻っていったりする。鳥かごにも好きなときに入ってくつろいだりしている。全体を窓の方に移動し留守中でも日光が当たる時間があるようになった。出かけるときも安心だ。


鳥の砂浴び場


うずとちびに砂浴びをさせたい。
砂浴びをすると砂が飛ぶ。何かで囲った方がいい。昆虫ケースのような透明のプラスチックケースが向いている。明るいし、様子が見れるからだ。以前は大きな昆虫ケースをたおしてその中にバットを置き砂を入れていた。そこで一緒に砂浴びができるようにしていたのだ。しかし、目がとどかないときは、うずとちびを離しておいた方がいいことになり、交代で砂浴び場に入れるように衝立の移動などをその都度することになった。すると、片方が砂浴びをする様子を見て、片方がうらやましそうにする。交代させるのも、わりと手間がかかる。砂浴び場を2つにすればよいことに気づく。出来ればいつでも好きなときに砂浴びができるようにしておきたい。

通路かごの端に砂浴び場を連結することにした。小さめの昆虫ケースを縦にたおし小さいバットを置き砂を入れた。上の方に隙間ができるので適当なケースを切って塞いだ。

いつでも勝手に砂浴びができるようになった。通路の行き止まりとしても調子がよい。1日1回か2回砂浴びをしているようだ。


ページおさえ


本はやたら閉じたがる。ここで開いていてちょうだいと、思うことは多い。

スカート挟み付きハンガーの端をのこぎりで切った。

これは便利だ。


窓際草下げ法


窓際に、草を下げたくなった。置く場所がなくなってきたのだ。カーテンボックスに、ただ下げるとカーテンに草があたる。もう少し内側にうまく下げる方法はないか。カーテンボックスはプラスチックなのでネジ式フックがきかず難しい。

小さなS字フックで
小さなワインラックを下げ、そこに草を下げた。白いワイヤーの方はチューブスタンドを使った。これらは、つり下げる時、手前に張り出すので都合がよい。

草が片づいた。


プッシュピン用わく


部屋にピンが打てなかった。なにかピンで留めたかったのでピンが刺せる物を立てかければよいと思った。

細い木を組んで色を塗った。

便利。割と形が気に入っている。

ランプまとめスイッチ


電気スタンドが何個かある。1個ずつ点けるのでは面倒で点けなくなってしまう。全部をひとつのスイッチ付きコードにつないだ。これなら点ける気になる。


新書サイズ本箱


新書サイズの本が邪魔だ。12×70B、12×20Bの板を2枚ずつ用意し四角く組む。わりとたくさん入る。奥行きが小さいし、増やせるので便利。台所の方に4つ積んである。