デジカメ日記
 


2005年

6月26日(日)


昨日、新宿御苑へ行き、庭園ガイドツアーに参加してみた。
非常に面白かったのでここにメモしておきたいと思う。

午後1時半より3時までの予定で
新宿御苑パークボランティアの方によるガイドツアー
今回はちょうど絶滅危惧植物展を開催中のため
それに関連したことも多く含まれるとのことだった。

当日受付で集まった人は30人ほどボランティアの方は5名。
1人の人が説明をしながら進んでいくので
質問などがあったら各自にしてくださいとのことだった。

まず、御苑の歴史の説明があって出発。
皇室に献上された動植物を育てる場所だったこともあるそうだ。

道に沿って生えている木を順に
ウメモドキ、ニシキギ、イロハモミジ、タカオモミジと紹介してもらう。


タカオモミジ。

説明の中で一番葉が小さいモミジは
イロハモミジかタカオモミジの混乱があったので質問したら
1人のパークボランティアの方が説明してくれて
なんとそのあとずっと専属ガイド?をしていただいた。

でも結局どちらなのかわからなかった。
帰ってから調べてみたら
タカオモミジとイロハモミジは同じもの?



アジサイ-花びらに見えているところはガクで花は中の小さい所という
のは有名だがそれも本当の花ではなくて
よくみると花の固まりの中をかきわけると
ある
花びら(に見えるガク)を持たないのが本当の花


アジサイは改良(改良というかどうかははなはだ疑問だけど)
を重ねてずいぶん姿がかわっている植物のひとつ
改良といえばナデシコは改良を重ねすぎて原産地が不明になっている
秋の七草の朝顔ことキキョウは早咲きを競った改良のため
とうとう秋に咲く品種がなくなってしまった
しかし秋らしい茶会をしたいという茶人からの要望で
また改良し最近秋に咲くキキョウができた
この秋咲きのキキョウは改良なのか元に戻ったのか議論されている



ヒマラヤスギ-枝が幹と同じくらい太くなることがあるめずらしい木
林では枝が広がりきれないが
まわりに邪魔する物をなくしてやった大きな木では
枝の下の面積が何十坪にもなる
木の下の温度が外より3度くらい下がり空気の対流がおこる

御苑は大きな木が多いので御苑の上空に局所的に雷雲ができて雨が降り雷が落ちるとのこと。


カサブランカは日本のユリが外国に行って
改良されて戻ってきて大人気になったのだけど
その元になったユリはカノコユリ



キキョウは雄雌両性花




リュウゼツラン、40年に1度の花
花が咲くと枯れる


動き出しそう





さわるとかぶれることがあるので注意
ここではみんながさわらないように
木を通路から離して植えて棚も高く作っているそう



オオオニバス
葉の立ち上がり部分にけっこうするどいトゲがある



ツタと木



新宿御苑はただもんじゃないと思った。
ガイドツアーは月に2回土曜日に開催されるので是非また参加したい。


日記-98